研究会のご案内

第25回諜報研究会

日程:2018年12月1日(土)

第Ⅰ部 インテリジェンス・ツアー

伊賀者の跡地―半蔵門、西念寺[新宿区若葉町]

10:50 JR四ツ谷駅改札口(四谷口・麹町口がある方)前に集合

解説:山田雄司(三重大学教授)

第Ⅱ部 インテリジェンス史から見た忍者

会場:早稲田大学早稲田キャンパス3号館5階502教室

司会:
御代川貴久夫(インテリジェンス研究所理事、一橋大学名誉教授)

14:00-15:30
山田雄司(三重大学教授)
      「忍者の歴史」

15:30-16:30
深谷克己(早稲田大学名誉教授)
      「江戸時代の隠密御用―伊賀者の一揆頭取探索」

16:30-17:30
山本武利(インテリジェンス研究所理事長、早稲田大学・一橋大学名誉教授)
      「陸軍中野学校初期卒業者の「忍者」活動」


今回の企画の意図
 ホワイトハウスの近くにスパイ博物館がある。そこには世界のスパイ事件やそれにかかわる事物が多数展示されている。その中で、日本のものとして派手に出ているのは黒装束の忍者だけである。ゾルゲ事件はない。
 忍者は英語にもなって世界で通用している。本能寺の変直後、明智光秀の追っ手から徳川家康の危機を救ったのは伊賀や甲賀に棲む忍者と言われる。それ以降徳川幕府は忍者を重用した。徳川初期から忍者や御庭番を秘かに各藩に浸透させて、反幕府の動きを探っていたといわれる。
 忍者はインテリジェンス活動に必要とされる特技を身につけていた。しかし徳川体制が安定化するに比例して、彼らの仕事は表面上なくなっていった。それでも一揆などの混乱を収拾する能力は忍者に求められた。
 鎖国体制は安定していたので、対外的インテリジェンスへの関心は幕府の為政者でも薄かった。漸く幕末での海外からの開国の要求とそれによる鎖国崩壊はいやが上にも日本人の意識を変革させた。
 第1次大戦後のシベリア出兵が陸軍特務機関を生んだ。それを契機に満州や中国で組織的なインテリジェンス活動が台頭した。昭和期で総力戦が展開されると、インテリジェンス専門の秘密戦士を組織的に養成する陸軍中野学校が誕生した。1期、2期の中野学校の卒業生は曲がりなりにも藤田西湖から忍術を学んだ。


山田雄司氏 報告のねらい
私たちが想像する黒装束を着て手裏剣を投げる忍者像は、主に江戸中期以降の歌舞伎での忍者をもととしたものである。南北朝期から幕末まで実際に存在した「忍び」はいかなる忍術を駆使してどのような活動をしていたのか、忍者の歴史とともにその実像を明らかにしていきたい。

深谷克己氏 報告のねらい
18世紀末、伊勢・伊賀を支配する津藩で改革に抗する百姓一揆が伊勢側で起こり津城下に迫った。その報が入ると伊賀側の堅めのため伊賀者が派遣されて情報を収集し、一揆が終息すると伊勢側の村々で首謀者を探るよう命じられた。伊賀者が残した活動記録から経緯と伊賀者像を紹介したい。

山本武利 報告のねらい
数十人の卒業生が参謀本部の期待を背負って敵国や潜在敵国に偽騙、潜行した。工作者たちは忍者的手法を応用した活動を平服で個人単位で展開させた。その代表例を紹介したい。


資料代:500円
懇親会費(希望者のみ):1,000円


お申し込みの際は、

1、お名前
2、第Ⅰ部 参加 or 不参加
3、第Ⅱ部 参加 or 不参加
4、懇親会 参加 or 不参加

を明記の上、

npointelligence@gmail.com

までご連絡ください。
資料準備の都合上、11月28日17時を締切とさせていただきます。
みなさまのご来場を心よりお待ちしております。



※なお、研究会については開催の一ヶ月ほど前からメールでもご案内しております。
メーリングリストへの登録をご希望される方は、
お名前を明記の上、メールの件名に「メーリングリスト登録希望」とご記入いただき、

npointelligence@gmail.com

までご一報ください。
よろしくお願いいたします。

お知らせ

2017年4月から、NPO法人インテリジェンス研究所の「20世紀メディア情報データベース」と「ざっさくプラス」(皓星社)の連携検索が実現することに なりました。この連携により、明治期から現在に至る切れ目のない雑誌記事検索が可能になります。詳しくは皓星社のHPを御覧ください。
なお、この連携検索には新聞記事は含まれておりません。雑誌・新聞記事の両方を検索される方は引き続き文生書院と機関契約していただくか、 個人資料会員を御利用下さい。

「検閲研究ウェブサイト」と「CCD日本人雇用者リスト」を公開しました。
公開後、多くの方より貴重な情報をいただいており、深く御礼申し上げます。 引き続き情報提供を心よりお待ち申し上げます。


最新ニュース

12月15日(土)、都内で三重大学伊賀連携フィールド主催「忍者・忍術学講座in Tokyo」が開催されます。第25回諜報研究会で講師を務める山田雄司三重大学教授が講演されます。詳しくはこちらをご覧ください。(2018年11月2日)

10月27日に開催された、三重大学伊賀サテライト伊賀連携フィールド主催「忍者・忍術学講座 近現代忍者の虚像と実像」での山本理事長の講演について、読売新聞中日新聞で報じられました。(2018年11月2日)

《渓流斎日乗》にて、第24回諜報研究会の様子についてご紹介いただきました。
こちらこちらをご覧ください。(2018年10月9日)

第24回諜報研究会が開催されました。(当日配布資料などはこちら)(2018年10月9日)

山本理事長が講師を務める、早稲田大学エクステンションセンターの講座「中野を本拠とした4つのインテリジェンス学校を考える」のシラバスが公開されました。こちらをご覧ください。(2018年9月13日)

2018年10月27日(土)、「忍者・忍術学講座 近現代忍者の虚像と実像」(三重大学伊賀サテライト伊賀連携フィールド主催)にて、山本理事長が「陸軍中野学校のカリキュラムの中での『忍術』講義」と題して講演を行います。
会場はハイトピア伊賀3階(伊賀市上野丸之内500番)で、入場無料、申し込みも不要です。(ポスターはこちら)(2018年9月5日)

トップページ下部に早稲田大学20世紀メディア研究所へのリンクボタンを設置しました。(2018年7月10日)

《渓流斎日乗》にて、第1回・第2回のインテリジェンス・見学ツアーの様子についてご紹介いただきました。
第1回  第2回(2018年7月3日)

《渓流斎日乗》にて、第23回諜報研究会の様子をご紹介いただきました。こちらをご覧ください。(2018年7月1日)

読売プレミアム(会員限定)に第22回諜報研究会第Ⅰ部のインテリジェンス見学ツアーの様子が掲載されました。(http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180604-118-OYTPT50277/list_NEWSKO)(2018年6月12日)

『メディア展望』2018年6月号に、山本武利理事長の著書『陸軍中野学校 「秘密工作員」養成機関の実像』の書評が掲載されました。こちらをご覧ください。(2018年6月3日)

『出版ニュース』2018年5月中・下旬号(出版ニュース社)に、山本武利理事長の「GHQの検閲者Kinoshita Junjiはあの木下順二か」が掲載されました。全文はメディア掲載情報よりご覧になれます。(2018年6月1日)

日本人検閲者名簿検索をリニューアルし、検索結果が見やすくなりました。(2018年4月4日)

大分プランゲ文庫の会(代表:白土康代氏)の活動の成果(プランゲ文庫収蔵の出版物の中から、地域にとってさまざまな点において意義がある作品を紹介し、 朗読を行った番組の記録)を紹介させていただけることになりました。 朗読を行った6作品のうち、4作品はhttp://goo.gl/8AkF7f で聞くことができます。 番組の記録である「大分プランゲ文庫の風」特別号や、同誌の1~4号(研究調査・活動などの報告)を希望される方は、 大分プランゲ文庫の会 oitaprange@gmail.com までご連絡ください。

テクノインテリジェンスコーナーで4つのテーマを新規公開しました。
  テーマC-08 上下水道用電気設備
  テーマD-02 シリーズ「スポーツを科学する」  第1回 「競泳技術を科学する」
  テーマC-07 暗号と社会のかかわり史(その2)
  テーマD-02 シリーズ「スポーツを科学する」  《好評連載中》  第2回 「野球の科学」